ジグソーで厚材(38mm)を切る!
DIYの電動工具はこれ

電動工具を使う上でのご注意

各工具の使用はすべて自己責任でお願いします。
このホームページを参考にして、木工作業をして、万が一事故につながった場合でも当サイトは一切の責任を負うことは出来ませんのでご理解をおねがいします。
また、電動工具は付属の説明書をよく読んで使用して下さい。

ボッシュジグソーバリ止めガイド

1、バリ止めガイドについて。

ボッシュのDIY用ジグソーのPST800PELとPST1000PELには、バリ止めガイドが一つ付いています。
写真の透明のプラスチックのパーツです。
このバリ止めガイドを、ジグソーのベースに付けて木を切ると、切った木のバリ(ささくれ)をかなり抑えることが出来ます。
バリ止めガイドガイドの中央のスリットの中を、ブレードが上下することになり、バリ止めガイドが切断部分をおさえることでバリを少なくしています。

実際に2X材(ツーバイ材)を切って比べてみました。

使用した電動ジグソーは、すべてボッシュジグソー PST1000PEL、です。

ボッシュジグソーブレード

2、バリ止めガイドなし-T344DP

厚刃の厚いもの用のT344DPで2X材(ツーバイ材)を横切りしました。
T344DPは38mm厚の2X材なら、軽く切ってしまいますが、バリも出ています。
切り口も垂直です。

ボッシュジグソーブレード

3、バリ止めガイド使用-T344DP

バリ止めガイドを付けて切ると、写真のようにバリがかなり少なくなりました。
仕上げも簡単になります。
T344DPのような、少し荒く切れるブレードの場合、効果が出ます。

ボッシュジグソーブレード

4、T301BCPで38mm厚を切る。

厚物用のT301BCPで2x材(38mm厚)を縦切りにしました。
直線のガイドを使って、長さ60cmの2x材が直線に切れるか、テストしました。
途中でブレードが内側に傾いてしまい、引き返して切りなおしましたが、ブレードが焼け付いてしまいました。
ジグソーはブレードを上部だけで支えていますので、切る速度より速くジグソー本体を進めた時などに曲がって切れるのです。
ガイドを使っても曲がることがあります。

ボッシュジグソーブレード

5、T301BCPで38mm厚を切る。(2回目)

再度、挑戦しました。
今度はうまく切れました。
切り口もそこそこきれいです。
丸ノコ出来るような直線ではありませんが、カンナや電動サンダーで仕上げればきれいになります。
少し慣れは必要ですが、2x材(38mm厚)の60cmの長さが、ジグソーで切れました。

ボッシュジグソーブレード

6、T144DPで38mm厚を切る。

切り口は荒いですが、切れました。
少し、切った線が曲がって見えますが、カンナや電動サンダーで修正出来る範囲です。
ブレードが曲がって、下書きを外れて、材に食い込んでいくことは少ないようです。

2X材の長さは30cmです。
T144DPはT344DPと全く同じもので長さが違うだけです。
T144DPは厚さが50mmまでです。
T344DPは厚さが100mmまでと厚くなっています。

ボッシュジグソーブレード

7、T344DPで38mm厚を切る。

T344DPで2X材の60cmの長さを直線のガイドにあてて、切ってみました。
T144DPよりもまっすぐに切れます。
切り口も、T144DPと比べて、長いだけの違いしかないはずの、T344DPの方がきれいです。
2X材(ツーバイ材)38mm厚を切るのに最適なのは、T344DPでした。
少し切り口が荒いので、整える必要はありますが、丸ノコが使えない、あるいは使いたくない場合でも、ジグソーでもそこそこ、2X材(ツーバイ材)の38mm厚切ることが出来るということが解りました。
ただし、切るスピードと切り口は、丸ノコほど良くも、速くありませんので、それを理解して使用するのであれば、楽しく木工が出来ると思います。
それでも、手で切るよりもはるかに速く、楽なのですから。