カントリードールを作るには、布やボタン、髪の毛用の糸などの材料と、裁断や縫うための用品、カントリードールを塗装するための、絵具や筆が必要です。

今回制作するドールでは、布はボディ用のシーチング、ワンピース用のUSAコットン、アップリケ用のウォッシャブルフェルト(少し)の3種を使用しました。
その他に、上の写真のように、基本的な裁縫道具の他に、髪の毛用の毛糸、刺繍用の糸、髪の毛を結ぶ、少し太めの糸が必要です。

ドールを組み立てる時には、綿を詰めるもの(綿を詰められれば、なんでもかまいません)とグルーガンが必要です。
特にグルーガンはドール作りの必需品です。
数十秒でにボンドが硬化するので、作業が速く、効率的です。
布に型紙を写すものと、布を裁断する道具は、写真のような専用の製品もありますが、代用できるものがあれば何でもかまいません。

カントリードールの特長の一つが、顔のペイントです。
アクリル絵の具の、セラムコートを使用します。
手芸店に特化した絵具ですので、扱いやすいです。
価格は一本300円位です。
また、マスキングテープやほお紅を使うことで、作業が簡単に早く、きれいに仕上がります。
カントリードールの顔が、うまく描けない原因は筆かもしれません。
顔を描く筆は、いい筆でないとうまく書けません。
セラムコートはねばりがありますので腰が強く、穂先のそろう筆でないと、うまく細い線が引けないのです。
手芸店で売られている筆も悪くはないのですが、私はいろいろ試してみて、田宮模型が模型用に販売している面相筆②を使っています。
この田宮模型の高級面相筆・小(ITEM 87019)の価格は、432円(税込)でした。
私はこの細いサイズの筆で、ほとんどのドールの顔を描いています。
さらに高価な筆は売られていますが、ドールの顔を描くにはこの筆で十分です。
①の面相筆は別の会社のものですが1600円もします。
でも、とても使いやすいものです。
天然毛で、腰が強く、穂先も揃います。
手芸店で売られている筆は、価格も安くありません。
やはり、専門の画材店などの方が、使いやすい筆がそろっています。
③は手芸店で売られているものです。
アクリル絵の具専用で天然毛ではありません。
普通に使えます。
サイズは①の面相筆と同じくらいですが、①の面相筆の方が格段に使いやすいです。
④は普通の平筆です。
足などの、広い面を塗るときに使います。
少し硬めの筆であれば、いいものでなくてもかまいません。