カントリー家具-ファーマーズベンチ

ホームセンターで購入出来る、SPF材だけで作った、ファーマーズベンチです。
ファーマーズチェアと同じ考え方で作りました。
SPF材なら、どこのホームセンターでも確実に購入出来ます。
SPF材でも、十分に実用に耐えうる、家具が出来ます。

このファーマーズベンチも3年使っていますが、きしみも歪みもありません。
ファーマーズチェアとほぼ同じデザインですが、二人掛けのベンチなので座面を少し広く取り、ゆったりと座れるようにしています。
座面は19mm厚のSPF材ですので、強度に不安がありましたので、補強材を追加しています。

木ダボとコースレッドで組み立てています。コースレッドの跡はウッドプラグ(木栓)で埋めています。
私がオイルとワックスで仕上げました。
カントリードールプラスのオリジナルデザインです。

素材 SPF材 18mm厚x235mm幅 18mm厚x98mm幅  38mm厚x235mm幅
サイズ W900mm / D485mm / H910mm / 座面の高さ 440mm

カントリー家具-ファーマーズベンチの説明

カントリー家具の写真の説明

①の写真
背もたれや貫は98mm幅のSPF材を使っています。

一人用の椅子よりも、背もたれと幕板は大きくなります。
カントリー家具の見せ場でもあるので、前面の幕板は少し細かい曲線にしました。

②の写真
カントリー家具の魅力は曲線ですので、要所、要所に曲線を入れています。

③の写真
座面の厚さが19mmでは薄いのですが、その上は38mm厚になってしまいます。
38mm厚では厚すぎますが、自動カンナで薄くすることは考えません。
ホームセンターで購入出来るSPF材で作ることにこだわっています。
座面は幅235mmのSPF材を、板矧ぎ(いたはぎ)していますが、通常のビスケットジョイントではなく、木ダボを使いました。

④の写真
接合はコースレッドと木ダボですが、頑丈に組みあがります。

⑤の写真
背もたれのすのこ状の板は、木ダボだけで組み立てています。
一人用の椅子よりも幕板の幅を広くして、強度を確保しています。

⑥の写真
ファーマーズチェアと同じ加工をしています。
手間はかかりますが、大事なデザインです。

⑦の写真
背もたれも木ダボを使い、固定しています。

⑧の写真
座面の後ろの部分です。
電動ジグソーで切り、後脚にはめ込んでいます。

⑨の写真
幕板です。
SPF材ですが、きれいな木目を選び、前面に使用しています。

⑩の写真
歪みを防止するための、火打ちです。

⑪の写真
一人用の椅子より、強度が必要なので、このように補強をしています。

⑫の写真
火打ちのアップです。
火打ちの加工はスライド丸ノコでしています。
45度で正確に切断加工が出来ます。

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